その26 大黒柱の細工














 大黒柱である丸太の木肌の溝には、和室や内玄関、 子供部屋の建具が収まります。
 これから子供たちはこの柱に触れて叩いて幼稚園や学校に行くでしょう。

その25 階段がかかった




ワンパクな男の子ばかりの我が家には「蹴っても足が痛くなるだけ」の分厚い無垢材で作られた階段がお似合いです。

その24 びっくり箱



我が家は2階に吹き抜けがあります。実は棟上げの日に知りました。

その23 そぎ貼り


















棟上げが終わったら「そぎ」貼りです。前に書いたように「トントン」とも呼ばれます。
木の赤身と白身でできる模様が奇麗にそろっていて、これらの木の板がもともとひとつの木だったことがよくわかります。


近年ほとんどすべての住宅では、屋根の下地にルーフィングといわれる防水シートを使用しています。このシートは調湿しませんのでシートの下はカビの温床となり易く住居にとっても住人にとっても決していい環境ではありません。その上、ルーフィングは10数年もすれば劣化してしまいます。そぎ/トントンは100年保つと言われますが手間がかかるため敬遠されがちで、そぎを作る職人さんも今では少なくなり宮崎でも2件だけになってしまいました。いったいいつまでこんな家が作れるのでしょうか。
 伝統の技がどんどん失われています。

その22 せんぐ撒き















子供たちを集めてのせんぐ撒きはすっかり遅い時間になってしまいましたが大勢集まってくれてとてもにぎやかで楽しいお披露目になりました。

その21 棟上げ2日目



棟上げ2日目も大仕事でした。
棟梁の皆さんが力を合わせて巨木を組み上げていきます。
組み上げるのに木ねじは使いません。
木に開けた「ほぞ」という溝に木をはめ込んで組みます。
ときには上空でノミでほぞを調整します。
湿度などにより木は微妙に形を変えるため細かい調整が必要です。

その20 棟上げ初日終了


2日がかりの棟上げ。
ようやくその初日が無事終わりました。
ただただ圧倒され続けた一日でした。
山小屋のはずですが
なんだかパルテノン神殿みたいですね。

その19 棟上げ初日も大詰め


巨木を組み上げていくとまるで神社のようです。しかし、材料が大きいと作業は大変です。どんなにあらかじめ測って刻んでいてもうまく合わないこともあるようです。クレーンでつり上げたままノミで調整していました。

その18 恵比寿柱


手前が恵比寿柱。奥が大黒柱です。

その17 大梁


言葉はいりませんね。

その16 木材の太さ



桁材にはいつも8寸幅を使うそうです。
(ちなみに一般的な家屋では5寸です。)
ただし、この家の桁は特別太いそうで、
幅が尺2寸で厚さは5寸です。
1尺が10寸、1寸が約3.33cmですから
幅約40cm、厚さ16cm余り、ということになります。

その15 棟上げ1日目



私たちの家を作っていただいた大工さんは基礎と外周り以外は一人で家作りをされています。ただし棟上げは、普段はそれぞれ棟梁として鳴らす仲間のみなさんが十数名で加勢して2日がかりでした。柱は4寸。通し柱は5寸といずれもひとまわり太いのですが、それが細く見えてしまうような大黒柱、恵比須柱、大梁に桁材です。

その14 これなんですか?


「トントン」とか「そぎ」と言われ、杉の生木を2〜3mmに薄くスライスしたもので屋根の下地に使います。この地方では昔から雨が多く(現在でも年間降水量では全国3位以内らしい)これを1/3から1/2重ねて屋根に貼り、瓦を敷くと雨が降ったときにこれが水を吸って膨れて隙間が締まり奥への雨水の侵入を防ぐそうです。晴れた日にはすぐ乾き呼吸するため年中家が元気だそうです。まったく先人の知恵に頭が下がります。

その13 棟上げ準備完了


万事整った。
明日は宜しくお願いします。
棟上げは晴天の大安吉日。
棟梁仲間とクレーン職人が
力を合わせて丸2日がかりでした。

その12 大黒柱



8mあります。太さは2尺(60cm)。
これだけまっすぐで無ぶしの
(「素性がいい」というそうです)
木材は滅多に出ないそうです。

下の写真は先の梁を携帯と比較しての図。

その11 梁・・らしい


使う材木は宮崎・鹿児島ご当地産で、ほとんどが霧島山系の木だそうです。

その10 棟上げ前




こんな巨木、こんなにたくさんいったいどこに使うつもりなんでしょう?

その9 墨 壺















最近建築現場でもあまり見かけなくなりました。

その8 基礎


基礎は高さ60cm。幅15cmのベタ基礎は鉄骨のピッチも20cmと
通常の2/3の間隔で入っており頑丈そのもの。
アンカーボルトも太い。床下換気も抜群でしょうね。

その7 家の方向決め



大工さんと私は家の向きを決めることになりました。
使い勝手を損なわずになんとか窓から山が見えるようになりました。

その6 地鎮祭


秋晴れの良い日に地鎮祭。東に神棚。
無事故で素敵な家が建ちますように。

その5 みんなの家















新居を構えるにあたって自分で作れない限り、誰かに作ってもらわなければなりません。近所に腕のいい職人がいるからと親類に勧められ会ってみることに。宮崎県清武町久永住建の久永隆行さん。「山小屋みたいなのが欲しいんですが。」「私が作ったら山小屋になりますわ。」この言葉で決まりでした。10ヶ月の間、みんなで知恵を出し合って一生に一度の家作りの始まりです。

その4 滝




滝。裏手は温泉で有名な硫黄谷。温泉の成分で岩肌は鉄錆色です。

その3 理想郷を求めて




外気温は1度くらい。テントから這い出すとまもなく日の出。湯を沸かす手を止めしばし見入る。

その2 理想郷




ここからは回想録みたいなものです。



1年半前、理想郷を探して南九州へ。
エアライズ2とNangaのシュラフ、バーナーとシェラカップをお供に。

その1 新天地




















3月も終わろうというころになってみごとな雪景色を見せてくれました。霧島山系の高千穂峰です。私の住まいの条件は、水と空気がおいしいこと。水害に強い高台であること。小学校が近くにあること。それから高千穂峰が見えることでした。