その16 木材の太さ



桁材にはいつも8寸幅を使うそうです。
(ちなみに一般的な家屋では5寸です。)
ただし、この家の桁は特別太いそうで、
幅が尺2寸で厚さは5寸です。
1尺が10寸、1寸が約3.33cmですから
幅約40cm、厚さ16cm余り、ということになります。

その15 棟上げ1日目



私たちの家を作っていただいた大工さんは基礎と外周り以外は一人で家作りをされています。ただし棟上げは、普段はそれぞれ棟梁として鳴らす仲間のみなさんが十数名で加勢して2日がかりでした。柱は4寸。通し柱は5寸といずれもひとまわり太いのですが、それが細く見えてしまうような大黒柱、恵比須柱、大梁に桁材です。

その14 これなんですか?


「トントン」とか「そぎ」と言われ、杉の生木を2〜3mmに薄くスライスしたもので屋根の下地に使います。この地方では昔から雨が多く(現在でも年間降水量では全国3位以内らしい)これを1/3から1/2重ねて屋根に貼り、瓦を敷くと雨が降ったときにこれが水を吸って膨れて隙間が締まり奥への雨水の侵入を防ぐそうです。晴れた日にはすぐ乾き呼吸するため年中家が元気だそうです。まったく先人の知恵に頭が下がります。

その13 棟上げ準備完了


万事整った。
明日は宜しくお願いします。
棟上げは晴天の大安吉日。
棟梁仲間とクレーン職人が
力を合わせて丸2日がかりでした。

その12 大黒柱



8mあります。太さは2尺(60cm)。
これだけまっすぐで無ぶしの
(「素性がいい」というそうです)
木材は滅多に出ないそうです。

下の写真は先の梁を携帯と比較しての図。

その11 梁・・らしい


使う材木は宮崎・鹿児島ご当地産で、ほとんどが霧島山系の木だそうです。