その39 はじめに

新居に越して半年経ちました。施主として家作りを振り返って思う事は、自分は本当に幸せ者だということ。

マイホームの夢を実現した人々の多くがせっかく建てたマイホームに(というか建築そのものに)不満やトラブルを抱えていて設計事務所や工務店に不信感を抱いているらしい。
もっと言えば、「建築中から、ちゃんとやってくれてるのか不安はあったけれどどうしようもないので半ばあきらめていた。」極端な例では「施行中はまったく任せっきりでなんにも知らずに出来て初めて....ショックでした。」などなど。
「相手はプロなので家作りこういうものですと言われれば言い返せなかった。後は盲目にそうなんだと自分に言い聞かせていた。」
ましてやマンションや建て売り住宅など建築過程を知らないケースでは言わずもがな。
大手建築会社が異口同音に唱える「経験」と「実績」の呪文で言葉が出なくなる。施主も薄々判ってるのにどうしようもないんです。
(宮崎 木の家 自然素材の家)

その35 キッチン


我が家の奥様の毎日は3人(私も入れて4人?)の家庭内テロリストとの戦いです。キッチンは奥様の城ですから、彼女のために(ひいては私に怒りの矛先が向かないためにも)快適なキッチン空間作りをしようと決めました。奥にはパントリー兼奥様の勉強部屋。床下収納も完備。ワインや梅酒の貯蔵庫も兼ねますが、すぐ飲んでしまうので貯蔵できません。本当に勉強してるんでしょうか。でも、それが現実です。

夏は西日が北側のキッチンにも差し込みます。また、窓の先、眼下の道路は近所では人気のジョギング&ウォーキングスポットです。そこで、キッチンの窓はトステムのブラインドインにしました。西日の調節や道路からの目隠しも自由自在。そして北側にもかかわらずブラインドによる光の反射でいつも明るいキッチンになりました。もちろん、ブラインドインなのでお掃除も通常の二重サッシとかわりません。(宮崎 木の家 自然素材の家)

その36 こだわり



 施主(家を建ててもらう人)にはそれぞれこだわりがあります。
できればこだわりを活かしながら住みやすい家を持ちたいですね。

 1階リビングの椅子は天井の梁をそろえて切り落とした木材に滑車を付けてもらったもので、2階の読書室にもあります。(宮崎 木の家 自然素材の家)

その38 このブログについて

 私たち日本人は森を切り開いて文明を築き、
木を刻む民族として世界でも類を見ない高い木工技術を持っています。
 その芸術表現は島国という地理的条件に守られ1500年余りの間、
細工から大工まで幅広い発展を遂げてきました。
 そして天然の調湿機能を有する木で作られた住居は温暖で多湿な環境の
我が国では無くてはならないパートナーでした。
 それは木の育たない寒冷な環境で生まれた石造りの住居文化とは
全く異なったものでした。



 しかし近年、鉄鋼技術の進歩とともに先進国の仲間入りを果たし、
いつしか木工は過去の遺物のようにあつかわれ、
徒弟制で引き継がれてきた伝統技術も活かす場を失い、
新建材による工期の短い家作りに押されて次々と途絶えてしまっています。
 このままでは伝統の知恵と技は伝統から伝説へとその形を失う日も
遠くないような気がします。

 このブログは「本当にいい家」とは何かを問い続けて
一つの答えにたどり着いた一人の大工を通して、
日本の気候風土を知り尽くした家作りを広く紹介したい、
そんな思いで起こしました。(宮崎 木の家 自然素材の家)

その37 読書室


ここは2階の読書室です。


奥の2つの子供部屋は寝るだけの4.5畳ですが、
大黒柱に収まる建具を引くと読書室です。



風が最高に気持ちいい場所です。
山の景色を楽しめるように障子は引き込めるようにしてもらいました。



後日ピアノが帰ってきました。森のコンサートホールのようです。(宮崎 木の家 自然素材の家)

その33 導線の工夫



 まだ子供が小さいため1階が身支度の場になります。
我が家の廊下は身支度の場でもあります。
そのため幅も120cmとりました。



廊下はその中央部でキッチンから洗濯機への導線と交差した後、アイロン台ー洗濯物干場へと続きます。小さな子がチョロチョロしている我が家では立ったままかけられるアイロン台は便利です。上には洗濯物干がかけられるポールが付いています。ここで洗濯物をかけて外へ持っていきます。(宮崎 木の家 自然素材の家)

その32 玉虫



30年ぶりの再会でした。子供が小学校の校庭で見つけた(友達からもらった)もの。翌日には我が家の庭に脱走。玉虫色の未来(いい意味じゃ無いか)を祈る。(宮崎 木の家 自然素材の家)

その34 トイレ



 毎日一番お世話になるところ。気持ち良く使いたいものです。
風の通る家だけに匂いが出ないトイレにしたいと思いました。(宮崎 木の家 自然素材の家)

その31 スキンシップしていますか?(その2)




母と子の距離ってこのくらいがちょうどいい?(宮崎 木の家 自然素材の家)